《IWA 5》の瓶と、出展作家による酒器

会期中

五感で味わう芸術

IWA 5と富山の5人の作家

開催概要

会期
会場
和光 本店地階 アーツアンドカルチャー東京・銀座
出展作家
川原 隆邦釋永 岳釋永 由紀夫釋永 陽

この展覧会について

IWAは、シャンパーニュの伝説的な醸造家リシャール・ジョフロワ氏が、アッサンブラージュ(ブレンド)の技法を用いて富山の地でつくる新感覚の日本酒です。

本展では、IWAが「味わう芸術」に込めた想いを体感いただけます。会期初日より発売される新作「IWA 5 アッサンブラージュ 7」を中心に、IWA 5を販売いたします。

あわせて、IWAと同じ富山を拠点とする5名の作家の作品をご紹介します。会場では、4名の作家による作品の展示販売と、和紙作家 川原隆邦によるインスタレーションをご覧いただけます。

富山の風土とものづくりの精神から生まれた多彩な表現を、この機会にお楽しみください。

作家について

川原 隆邦

1981年富山県生まれ。越中和紙の一つ「蛭谷和紙」唯一の継承者である和紙職人・作家。2003年に最後の職人だった米丘寅吉氏に師事。富山県立山町を拠点に、原料の栽培から手漉きまで全ての工程を一人で手掛ける。伝統技法にとらわれない柔軟な表現が特徴で、大型の建築空間のアートワークやインテリアへの展開など、現代に溶け込む和紙の魅力を世界へ発信し続けている。

釋永 岳

1978年富山県に生まれ(実家は越中瀬戸焼の窯元「庄楽窯」の釋永由紀夫氏)、東京藝大彫刻科を卒業。京都府立陶工専門校成形科を卒業。2006年実家から独立し、富山市東岩瀬町(岩瀬)にて作陶を開始する。国内外の多くの有名レストランなどで食器が採用され、若手陶芸家として注目を集めている。

釋永 由紀夫

1954年富山県立山町生まれの陶芸家。越中瀬戸焼の伝統を継ぐ「庄楽窯」の二代目。備前焼の金重素山に師事して茶陶を学び、伝統を受け継ぎつつ独自の作陶スタイルを確立。地元の良質な白土や自然素材を活かした陶土の選択と、独自の釉薬調合にこだわりを持って創作活動を展開。京都での個展で米アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏と出会い、その作品を絶賛され、長年にわたり愛用されたことでも広く世界に知られている。

釋永 陽

富山県の立山町生まれ。京都府立陶工高等技術専門校成形科を修了後、実家である越中瀬戸焼庄楽窯で作陶を始める。2001年から個展活動を開始。2014年には立山町虫谷の古民家に工房を移す。地元で採れる良質な陶土を用いて、日常が豊かになるうつわを作っている。

日本酒IWAについて

IWAは、シャンパーニュの醸造家リシャール・ジョフロワ氏が、富山県立山町の白岩に構えた蔵でつくる日本酒です。造り手と蔵、酒造りの考え方、そして味わい方をご紹介します。

造り手

リシャール・ジョフロワ氏は、医学博士号を持つ醸造家です。1990年にドン ペリニヨンの5代目醸造最高責任者となり、28年にわたってこの伝説のメゾンを率いました。2019年に株式会社白岩を設立し、IWAの創業者であり造り手として酒造りに携わっています。

白岩は、2人の共同創業者とともに設立されました。桝田隆一郎氏は1966年生まれ。1893年に創業した桝田酒造の代表取締役で、富山県で最も有名な日本酒ブランドであり、革新的でユニークな「満寿泉」を手がけています。地元の岩瀬では、職人たちの力強いサポーターでもあります。CEOを務めるシャルル=アントワーヌ・ピカール氏はパリ出身。2000年に米国のウォートンスクールを卒業し、18年間、ドン ペリニヨンとモエ・エ・シャンドンでマネジャー、ディレクターを歴任しました。

IWAのものづくりには、建築家の隈研吾氏、デザイナーのマーク・ニューソン氏をはじめ、書家、デザイナー、写真家といった世界的なアーティストが加わっています。「世界の文化、料理と調和し、高い付加価値を創造する。本質を追求し、日本のルーツに誇りを持ち続ける」。ジョフロワ氏は、IWAの目指すところをこう語ります。

白岩の蔵

IWAの蔵は、富山県立山町の白岩地区にあります。豊かな自然と田んぼに囲まれた土地です。「The Origin is the Destination」。IWAのルーツは白岩にあり、世界中のIWAファンが訪れることができるように、この地に蔵が造られました。

蔵は、建築家の隈研吾氏とともにつくられた「コンテンポラリーな蔵」です。地元の伝統的な合掌造りの家から着想を得た建物は、大自然の中で景観に溶け込み、酒造りからレセプションまで、すべてが一つの屋根の下にあります。

実った稲の田の向こうに建つ、黒い大屋根の蔵
白岩の蔵(富山県立山町)

IWA 5とアッサンブラージュ

IWA 5を醸すことは、完璧なバランスを追求し、創り上げることです。単一の原酒だけではそれをなし得ず、複数の原酒を合わせるアッサンブラージュによって生み出されます。名に掲げた「5」という数字は、バランス、ハーモニー、融合や本質を表し、IWAにとってアッサンブラージュを象徴するものです。

IWA 5の最大の特徴は、複雑さと心地よいバランスです。味わい豊かでありながら軽やかで、一貫性と調和を絶え間なく感じさせます。優れたバランス感覚を表現するだけでなく、時間の経過とともに進化を続け、固定観念にとらわれない新たな体験を約束します。IWAはあらゆる可能性を追求しながら、新しい酒造りへの挑戦を続けています。決められたルールは何もありません。

アッサンブラージュごとに、表情は異なります。「アッサンブラージュ 2」が表すのは、バランスと複雑さ、純粋さと香り高さに重きを置いた繊細さ、そして生き生きとしたアロマです。「アッサンブラージュ 3」は力強さと感覚の調和を備え、緻密で深みがあり、口当たりのよい余韻を残します。「アッサンブラージュ 4」は、洗練性、しっかりとしたボディと軽やかな浮遊感、そして見事なダイナミズムを持ちます。本展の中心となるのは、会期初日より発売される新作「IWA 5 アッサンブラージュ 7」です。

大きな窓の外に田と森が広がる、ステンレスのタンクが並ぶ蔵の中
蔵の中の、酒造りの場

ボトル

確固たるビジュアルのアイデンティティが感じられるボトルとロゴです。潔く、ミニマルでクリア、それでいて魅力的。官能的で感覚的でありながら、同時にミステリアスな要素を残しています。黒く艶のあるキャップは上質なガラス製で、しっかりとした優美さをたたえ、開けるときには実に心地よい音を響かせます。

黒いボトルのIWA 5と、酒を注いだ4つのグラス
IWA 5

味わい方

「IWA 5を口にした瞬間に、私たちが醸造に費やしてきたエネルギーを感じ取っていただけると思います」とジョフロワ氏は語り、IWAが常に挑戦してきたように、ファンの皆さまにもさまざまな飲み方にチャレンジしてほしいと願っています。その手がかりとなるのが、温度と器です。

IWA 5は、冷やしても燗をつけても、温度によって異なる表情を見せます。器によっても味わいは変わります。IWAが推奨するグラスは、Lehmann Signature n°4 Arnaud Lallement Ultraleggero、John Jenkins Starr White Burgundy、Riedel Sommeliers Burgundy Grand Cru、Riedel Extreme Junmai、そしてマーク・ニューソン氏によるIWAのグラスです。

冷酒
キリッと味わいが引き締まります。温度が少し上がると、ストーンフルーツやチェリーのような穏やかでやさしい果実味をそなえた、繊細な口当たりになります。
人肌燗(35〜37℃)
誘惑的な味わいです。滑らかさとやわらかさが余韻で一体となり、飴がけアーモンドを思わせます。
上燗(45℃)
驚くほどやわらかな口当たりで、粘り気と絹のような質感が融合します。ミント、アニスシード、ショウノウを思わせます。
飛び切り燗(55℃)
米の個性が引き立ちます。丸みがあり、濃く、テクスチャーのある味わいで、ホワイトペッパーを思わせます。