パブロ・ピカソ《オレンジを持つ子ども》1951年 エナメル・合板 108 × 89 cm
パブロ・ピカソ

オレンジを持つ子ども

L’enfant à l’orange

制作年
1951年
署名
裏面に日付「9.1.51.」
技法
エナメル・合板
寸法
108 × 89 cm

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パブロ・ピカソ《オレンジを持つ子ども》1951年 エナメル・合板 108 × 89 cm 額装
額装
パブロ・ピカソ《オレンジを持つ子ども》1951年 エナメル・合板 108 × 89 cm 展示風景
展示風景

来歴

  1. クロード・ピカソ、パリ
  2. ギャルリー・グムジンスカ、ツーク(スイス)
  3. 個人蔵(2006年に上記より取得)

展覧会歴

  • ローマ、国立近代美術館「パブロ・ピカソ展」1953年5–7月、no. 113(図版)
  • ミラノ、王宮「パブロ・ピカソ展」1953年9–11月、no. 154(図版)
  • パリ、グラン・パレ「ピカソ賛」1966年11月–1967年2月、no. 221(図版)
  • アムステルダム市立美術館「ピカソ展」1967年3–4月、no. 108(図録表紙にカラー図版)
  • ニューヨーク近代美術館「ピカソと肖像画:表象と変容」1996年4–9月、p. 432(カラー図版、題《オレンジを持つパロマ》)。パリ、グラン・パレに巡回(1996年10月–1997年1月)
  • バルセロナ、ピカソ美術館「ピカソ:カリカチュアから様式の変容へ」2003年2–5月、no. 207、pp. 198–199(カラー図版)

文献

  • Aragon, Picasso: Deux périodes, 1900–1914 & 1950–1954, Paris: Maison de la pensée française, 1954, no. 28 (illustrated)
  • P. Daix, Picasso, New York: Frederick A. Praeger, 1965, p. 201 (illustrated)
  • J. Leymarie, Picasso: The Artist of the Century, New York: Viking Press, 1972, p. 267 (illustrated)
  • P. Descargues, Picasso, New York: Felicie, 1974, p. 104 (illustrated in color)
  • C. Zervos, Pablo Picasso: Works from 1946 to 1953, vol. XV, Paris: Cahiers d’Art, 2013, no. 175, p. 104 (illustrated), p. 166

この作品について

末娘パロマの肖像

1949年に生まれた末娘パロマを、2歳半のころに描いた作品。丸い頬は差し出されたオレンジと呼応し、背景の車輪のような形へと連なっていく。人物を画面の最前面に置くことで、幼子ならではの近さが生まれている。

子どもの世界へのまなざし

1950年代初め、ピカソは子どもを距離を置いて描くことをやめ、その遊びや感情の揺れを自らの芸術に取り込んだ。背景を埋める素早い線は、幼い子どもの無心な落書きを思わせる。「子どものように描けるようになるまで何年もかかった」というピカソの言葉を体現する一作である。

主要な展覧会を巡った作品

1953年のローマとミラノの回顧展、1966–67年パリ・グラン・パレの「ピカソ賛」、1967年アムステルダム市立美術館(図録表紙)、1996年ニューヨーク近代美術館の「ピカソと肖像画」などに出品された。画家の息子クロード・ピカソの旧蔵。

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